このテーマのレポートは、テストも似たようなのが出てラッキーと思いました。この科目を担当されている毛利和弘先生は、近大の顔の見えない講師の中では「唯二」の、わたくしがファンとなったお方です。
つまり、
💛テキスト(文章)に人間味が出ている。
💛ご自身の苦労経験談が決して自慢ではなく謙虚に書かれている。すなわち具体的でイメージしやすい。
💛私自身が1作のみならず何冊かの著書で著者に触れた。
💛顔がわかる(毛利先生の場合は肉筆までわかりました)。
そして、これは限りなく主観ではありますが、
💛レポートの返却が早く、
💛講評も(型どおりですが)うれしく、
💛テストもレポートも1回で合格いただけた。
毛利先生の著書「文献調査法」ですが、情報サービス演習でも参考文献に上がっています。こちら、他科目のテキストとほぼ同じだ!というところがありますが、「文献調査法」のほうが、毛利先生が直筆でいろいろと書いている体になっていて、先生の人となりがしのばれて楽しい本でした。
近大の講師陣については、学生掲示板でもいろいろ書かれております。私は選択しませんでしたが、図書館・図書館史の先生は絶賛されていましたね。どうも、講評が丁寧だけでなく、人間味あふれ、励まされるらしいのです。
選択科目は科目によっては、大きな差が出ますので、ご注意ください。ただし、取りにくい科目は「勉強になる」という大きな果実もあるので、これから実務につく予定の方にとっては、決して無駄にはならないと思います。
私自身「これはツライ」と思った講師についてです。
一番困るのは
💀レポート返却が遅い講師。講評が丁寧だから遅いのかというわけでもない。
次点は
💀レポートがなかなか通らない講師。(こちらは掲示板でも複数の方が「厳しい」「相性が悪い」ということで5、6回目の挑戦という方もおり、捨てて別の科目を履修し直す方もいたようです)
次につらいのは
💀レポート返却は遅く、講評が2000字以上あるんじゃないかと思うほどの丁寧な講師。(講評に従って書けば、次は合格しないほうがおかしいし、講師にも失礼だろうと思い、追い込まれる!!)
本題に戻りますが、記事タイトルがテーマの私の合格レポートの骨格部分だけ紹介します。
1 4つの基本思考について説明(300字程度)
2 2012年の「基準」以降に新たに重要とされた3つのサービスについて説明と、それを基本思考に絡めて論ずる(1400字程度)
(参考:薬袋秀樹「『図書館の設置及び運営上の望ましい基準』制定の意義」 日本図書館協会 「図書館雑誌」107巻5号、2013.5)
→特に、「これからの図書館像」が、今まで図書館を利用してこなかった層に働きかける改革であるという点に着目し、いわば「未来の利用者」中心思考について論じた。例えば、今まで図書館に興味のなかった層、乳幼児だけでなく社会と断絶しがちな親たち、図書館に来ること自体難しいハンディのある人にどうサービスするか。待っているだけでなくこちらから出向く(アウトリーチ)ことや電子書籍なども。
3 まとめ部分(300字程度)
(参考:ピーター・ハーノン ジョン・R・ウイットマン共著 永田治樹訳「図書館の評価を高める」 丸善 2002)
→この本は、苦情をどうとらえるかについて、外国の人っぽいと思いました。日本人は「何事もないのが最善」みたいな文化なので。