このテーマのレポートは、「ネットワーク」ですから、インターネットでどういう情報を得てくるかということを、具体的に書きました。
構成です。
1 ネットワーク情報資源とはなにか(220字)
2 公共図書館が提供しているネットワーク情報資源の事例と特徴
(1)有料・無料データベース(200字)
(2)電子書籍(410字)
(3)デジタルアーカイブ(300字)
3 今後(770字)
ここでは、3まとめ部分から、一部を転記します。
公共図書館におけるネットワーク情報資源の提供は、近年、広がりを見せている。ネットワーク環境の充実、資料劣化により除籍する場合、オンライン等でデータを電子化する必要があることから、この先も増えていくと考えられる。
しかし、ニーズはあるのに、なかなか整備できない図書館が多いのは、予算の不足等、脆弱な図書館システムに加え、「図書館とは本などのパッケージ型情報資源を提供するところ」という意識を持つ図書館員が多いことも背景にあると思われる。
ネットワーク情報資源を活用するために必要な知識は、現在、デジタル化やクラウド化にかかわる技術や知識、オープンアクセス、機関リポジトリ、クリエイティブ・コモンズ、リンクリボルバ、DOIなどの概念などが挙げられる。また、新たに開発された技術、システム、サービスに関する知識の獲得や、それらの動向に関する情報の入手も必要である。その情報の品質や信頼性をチェックする能力も求められる。図書館員の現職者研修を行い、問題対処能力の向上を図らなければならない。
今や、多くの図書館で導入されているオンライン蔵書目録(OPAC)であるが、ネットワーク情報資源を検索できないことも、課題である。これを1つのインターフェースで提供しているのがディスカバリー・サービスであるが、まずは大学図書館で導入されつつあるという段階である。(略)
収集の在り方とは少し話は違うが、Wi-Fiの使用できる図書館がまだまだ少ないのも課題である。
全体的に無難に平板にまとめましたが、ポスト・コロナの今だったら、「 電子書籍がもっと普及していればいいだろう」ということに絞って書いたと思います。もともと「図書館に行きにくい」弱者のためによいとされる電子書籍でしたが、他人事だったということです。。。今や誰もが図書館に行けなくなってしまうという事態に陥るのです。
このコロナ休館時期に、電子書籍のコンテンツ(量・質)が拡充された図書館があれば、その意図や点数の数字を調べたり、貸出数の増加について書いたと思います。