近大通信 司書課程

2020年3月司書資格取得。

請求記号をコツコツ更新

かねてより気になっていた排架問題の一つ、請求記号の新旧混在の解消へ、副館長がやる気を見せ始めました。

 副館長はとっても仕事ができるし、館長や同僚、利用者からも頼りにされており、ファンも多いお方なのですが、私から見ると、ムラがあるというのが難点。

ちょっと前、弱っていた時(?)に「がんばってもいいことないですからね。。。」などつぶやいたので、館長に「何言ってんの!小さい娘さんのためにも頑張らないとでしょ!」って言われていました。館長は元気で「あ、これパワハラになっちゃうわね!」なんて笑ってました。

 

その副館長が、本を積み上げて何かやってるようなので、「何やってるんですか?」と聞くと、「請求記号をはりかえています。159や289の、古い記号を直そうかと思って・・・」、まさに私はそれが気になって気になってたまらなかったので、うれしく、「私もやらせてください」って言うと「・・・来年度いますよね?」「いますいます」ってなりました。

 

私は調子に乗って「そしたら、請求記号の下の段の受入年度順に排架するってのはどうですか?」と、排架問題その2を繰り出すと、「いやそれは。・・・みんなで話し合わないと・・・」。。まあそうですよね!!

 

159や289問題というのは、ほんとうに気持ち悪い排架で、蔵書点検の時、ここの棚を担当した私はほとほと、つらくなりました。まあ、ふだんの返却本の排架でも嫌な気持ちにはなっていたのですが。。。

 

今、当館で採用されているNDC(9版)は日本人の伝記は289.1です。下段には著者記号がつきます。でも、昔の本だと289なのです。それを、NDC順に並べるわけですから、たとえば、「明智光秀」は、2か所に分かれて排架されるのです。

 

人生訓159は、現在は159の下に著者記号がつきます。でも昔の本になると、159のみで著者記号がついていません。これも、159であいうえお順に並べたあと、空欄のものが来るわけで、たとえば、「斎藤茂太」は、2か所に分かれて排架されるのです。

 

289のほうは厖大なので目をつぶり、著者記号がついていない20冊程度と少なめの159は、さきの蔵書点検で、同一著者の後に持っていくのは可能だし、利用者にとってもそのほうがいいだろうから、やれる!と思いました。が、予約本を確保する職員にとっては、わかりづらいものになります。・・・それでことなかれ主義でした。利用者中心主義とは名ばかりです。

 

(というのも、以前、私は小説の棚の排架について異を申し立てたところ、却下されたので、もう言うまいと思っていたのです)

 

当館の排架問題はいろいろありすぎます。他館に行くにつれ、「やっぱりうちの排架は変だよなあ・・・」と感じます。排架は一番大事と私は思っているので、その懸案の1つが解決されることは、とてもうれしいです。