近大通信 司書課程

2020年3月司書資格取得。

図書館という小人数の女性中心の職場

図書館をひとつの「職場」として見た場合、逃げ場がないかもしれません。女性が多いということも一因でしょう。

私の勤務館は、全員(中年~老年)女性で、まあおしゃべりが多いだけあって、表向きはそこそこみんな仲良く、ぴりぴりせず、人間関係に恵まれた職場だと思います。

お客さんも、まあ、変わった人もいますし、たま~に理不尽に怒鳴られることもありますが、おおむねみなさん、穏やかなかんじで平和です。

 

そのわりに、ツイッターなんかでは、無能な上司、働かない同僚、おかしな利用者、理不尽な要求をする自治体など、図書館職員の黒く重い愚痴はよく目につきます。

 

この前、元同僚から職場の愚痴を聞きました。正副館長がけっこうきつく、新人が苦労していることや、フルタイムとパートの間の溝があることなど、いろいろあるようです。いやー、そりゃ大変、病む人出んといいがと思います。

 

図書館に勤める人は、

 A 理想的図書館のため頑張りたい    B 業務を滞りなく進めたい

という軸と、

 1 チームで取り組む         2  自分で取り組む

という軸で分けられます。

 

どの比重が多いか、幹部と部下がどういう関係かによって、職場の雰囲気は大きく変わります。この折り合いの付け方を間違うと、心を病んだり、入れ替わりが激しくなったり・・・ということになります。

 

典型的な話をすると、みんながA-2型だったら静粛な理想の図書館でしょうが、上司だけがA-2型で部下がB-1型だったら、悪夢でしょう。

ツイッターなんかでは、B-1型の上司の愚痴をためこむA型の人が多いようです。

私の館は全員1型なので、静粛ではないにしろ、業務上のことで、わからなくて心が折れるということはありません。

 

向上心とは厄介なもので、それ自体はいいことのはずなのに、それが周りの人の心を蝕むこともあります。

 

自分が勤めたい職場の下見は大事です。AかBかは、職員と接してみないとわかりませんが、静粛な場合、2型が多い可能性があります。自分がそれに耐えられるかどうか、見極めが必要でしょう。

 

私の理想は、Aー1ですね。