近大通信 司書課程

2020年3月司書資格取得。

web試験前の勉強

最初のweb試験は、どんなふうになるか全くわからず、とても心配でした。

慣れないメディア授業と並行して、初の試験対策もしなければなりません。

家で受ける試験というのは、会場と違って、カンニングし放題という利点があります。ですから、「当日、使うかもしれないカンニング資料を潤沢に用意する」と考えて、資料を作ったり、集めたりしました。

 

 必須なのは、

  • 会場受験用の問題集20問の解答案をワードに作成して印刷

です。まあこれができれば7割がた安心です。全く同じ問題ではなくとも、これで、だいたいの内容が網羅されているからです(※1)

この解答案は、自分で作ったものであれば最高ですが、余裕のない私は、ネットに公開している先達の解答案も活用しました(自分で書いた部分とコピペ部分を、斜体やフォント替えなどして区別しておくといいです)。また、テキストの解答に重なる部分には線を引いて、問題番号も書いておきます。番号はテキストの目次にも書いておくといいです。

 

それが一通り終わったら、テキストで問題がかすってない「穴」の部分はないか、チェックします。

 

余裕があれば、何人もの解答案を検索し、過去の問題集も見ておきます。大体似ていますけど、違うのもあります。

 

テキストに関しては、家以外の場所の細切れ時間を、常に通読に充てました。私は、運転中の信号待ちと、職場に着いて始業時間前の駐車場でと、病院の診療待ち時間はいつもテキストを読んでいました。

 

解答案を作って、いつもテキストを読んでいると、だいたい、頭に入っています。

 

準備するカンニング資料としてほかには、

  • 参考文献を用意

その時に合わせて図書館から借りておきました。これはレポートですでに経験済みのことですが、テキスト以外の本で読むと、理解が深まるからです。

参考文献は何がいいかというのは、講師側から提示する資料でもいいし、自分で図書館で見たものでもよいと思います。

もし、コロナ休館などで、開架に立ち入れず、予約本のみ受取可能である場合は、講師の提示する資料のNDCを調べて、webOPACの「いろいろ検索」「詳細検索」の項目に「NDC」を設定して番号入力すれば、図書館の「その棚」にある資料のタイトルをすべて読むことができますので好きな資料を予約できます。。webOPACは、市内全館の資料をすべて見ることができるため、1館を訪問して目で見て借りるよりも、ずっと多くの資料を探せて便利です(※2)

 

特に、まず便利なのは、「図書館用語集」です。これは購入しました。テストに出ても「なんだっけ!?」ってパニックになるとき、とりあえず、ひいて大枠を把握できる利点があります。「図書館情報学用語辞典」もためになりました(※3)

 

しかし、休館だったり、求める蔵書がない、また他の人が借りているなどということもあります。

その場合は

  • ネットで関連情報を印刷

特に、コンピュータ関連などは、本だけでは不十分ですしね。「印刷」としたのは、50分の試験時間に、裏画面を開く余裕が多分自分にはないと思ったからです(ブックマークでこと足りる方はそれでも良いと思います)。

 

私の例ですが、図書館情報技術論と図書館情報資源特論の試験前に(順不同)、

などの重要語に関連する情報を印刷し、それぞれファイルに入れて準備していたようです(※4)

 

私は要領が悪いし、ヤマも当たらないので、トロール漁法みたいな勉強をしてきました。そのわりに「あんなに勉強したのに、それ出す?」みたいなこともあり、生産性は悪かったと思います。

一本釣り(ヤマ)や、「少ない労力で最大の効果を」という燃費の良い学習法は、他の学習の先達が公開しています。特に、司書は検索が命なので、どんどん検索すること自体、情報資源サービス演習の勉強にもなると思います。

 

 

注記

※1 この先、会場受験がなくなるようです。この20問の問題文が学生に送られるかは不明です。そんな場合でも、試験対策として、ネットに先達の公開される問題文&解答案で勉強すればいいということは同じです。学習の先達には、感謝しきれません。

 

※2 私は、図書館の受付カウンターで時間がある時、自館の蔵書には何があるかを把握するため、NDCを入力し、自館のみに設定して端からつらつら眺めています。大串夏身氏の「小説を読むように目録を読む」を真似しました。

 

※3 図書館情報学辞典は「コトバンク」でも見られます。メディア授業の蟹瀬智弘先生は、コトバンクを絶賛しておりました。コトバンクで、図書館情報学辞典の内容が読めるからだそうです。

 

※4 似たような内容の科目を同じ日に受けるメリットも考慮に入れて、試験日程を組めれば最高だと思います。私はそこまで思い至りませんでした。結果的に上の2つは最後まで残って、同じ日の受験となりましたが、たまたま内容が重なる部分がありました。