近大通信 司書課程

2020年3月司書資格取得。

生涯教育、リカレント教育についてのまとめ部分

  レポートは、序論、本論、結論の三部構成でまとめていました。いわば最後に持ってくるまとめ部分は適度に自分の言葉で書くことが求められますが、あまり個人的なものは不要なようです。

 不合格レポート(部分)

   生涯教育もリカレント教育も、教育の水平的・垂直的統合をうたっている。「教育」という言葉には、「学習に比べて、社会が要請しているという概念が込められ、国家や企業の支援が必要だ。教育の後も元の職場に戻れたり、転職したりできるような労働環境が望ましい。
 しかし、リカレント教育はあまり浸透していない。2015年、文科省が25~50歳の社会人に調査したところ、「費用が高すぎる」「勤務時間が長くて十分な時間がない」という意見が目立った(※1)。その改善策として、ICTツールや土日、年末年始など長期休みの活用などが挙げられる。

 私は図書館に勤務し、テキストで学んだことが、日々の業務で行かされることも多い。業務で出てきた疑問や問題を、テキストや参考文献で考え直すこともできる。これをリカレント教育と言っていいと思うのだが、勉強が大変ではあるがとても有意義だと実感している。ますます、こういう動きが広がることを期待する。
※1 イノベーション・デザイン&テクノロジー株式会社「社会人の大学等における学び直しの実態把握に関する調査研究」(2016、文科省先導的大学改革推進委託事業)http://mext.go.jp/a menu/koutou/itaku/1371459htm

 

合格レポート(部分)

  実際には、労働と教育を両立させたり、労働と教育を繰り返したりするのは、一個人の努力だけでは難しく、国の支援や企業の理解が必要である。
  2015年、文科省が25~30歳の社会人になぜリカレント教育を行わないかという理由を聞いたところ「費用が高すぎる」「勤務時間が長くて十分な時間がない」を挙げた事例が多かった(※2)。教育の結果、元の職場でそれが生かせたり、転職が有利になるなどのメリットも担保されることが望ましい。「学び直し」が浸透するよう、個人はもちろん、国や企業も意識改革が必要だ。

※2 同上

  再提出の際は、自分のことを削除して、前とほぼ同じ内容でまとめました。不合格レポートと内容はほぼ同じですが、講評には「まとめも貴重な意見が述べられていますね」と追加されました。つまり、余計なものがない点が評価されたのでしょう。