近大通信 司書課程

2020年3月司書資格取得。

他館からの風

指定管理者がこの春代わり、前よりは大手になりました。市内の他館から数人が移ってきて、一緒に働いているのですが、同じ市内とはいえ、それぞれの館のローカルルールというものがあり、たがいにすり合わせながら進めています。

 

 

例えば、予約回送で回ってきた本の照合方法などは、これまでの当館のやり方を変えるなど、業務遂行上かなりの変更もあります。それは、そのやり方がよいと思っていたもともとの当館職員が多かったということがあるからです。

 

5月中旬から、同指定管理グループのある館が全面改修工事に入ったため、数人が週に何日か、一緒に働き、昨日で終了しました。当館は慢性的に人手不足なので、1人来るだけでかなり余裕ができました。とても助かりました。

 

だけど、いいことばかりではありません。本の修理に関して、あまりに進んでいないことを指摘されました。見下されたようで、私としては不快になりました。それで、猛然と、人海戦術で修理を消化し、系統立てて整理し、棚を整頓し、回転をスムーズにしました。

 

その時は、腹が立ちましたが、今、整然とした修理待機・修理後(ボンドなど)待機コーナーとなり、とてもいい気持ちです。日々の仕事が忙しいのを言い訳にし、修理の山を積み重ねていても、別に、だれも責任者でも担当でもないからそのままになっていたのです。その、他館の職員が指摘したことで、業務改善が図れました。

 

ふり返ると、こういうグループ間の交流というのは大事だと思いました。